SSブログ

やる気とやり方 [仕事(塾の教室長)]

塾の先生のお仕事として
僕の拙い経験則からいいますと、

・生徒をやる気にさせる

・勉強のやり方を教える

この二つで、成績アップの8割が決まると思いますし、
学年・年齢・生徒によって割合は変わりますが、
僕達の仕事のだいたい7割はこれで終わりだと思います。


やってみせて
言って聞かせてさせてみて
ほめてやらねば人はうごかじ

山本五十六の言葉ですが、
これが真理です。

方法を示し、
言って聞かせて、
その方法をやらせてみて、
出来たことをほめてあげる。

これで、
やり方がわかり、やる気も起こる。
まあ、実際そんな単純では無いですが、
これが基本であり真理だと思います。


さてやり方とやる気。勉強に関して言えば、
この二つはどちらが先かと言うのは無いように思います。
同時進行で考える。

やる気になっても、やり方を知らなければやる気は続きません。
やり方を知っていても、やる気がなくては先に進みません。

やる気にする方法は色々あります。

すばらしい授業をする。
やる気になるような問いかけ・話をする。
こちらの熱さを伝える。

等等。

ただ、繰り返しになりますが、
やる気になったところで「ではどうすればいいのか?」となれば
止まってしまいます。特に今の子はそういうところがあるように思います。
原因は明確。やり方がわかっていないからです。

でも、「やり方を教えますよ」というと、別に興味を示さない。
子供だけでなく、親も。

成績が上がらない理由は、
勉強のやり方に問題があるからです。
問題が無ければ成績は上がります。

問題のある人に限って、

「勉強のやり方なんてのは自分で身に付けていくものです」

なんて言います。

ある意味正しいのですが
そもそも、「型」となる勉強の方法が
今の社会を取り巻く状況や、教育の状況から考えて
自分で身に付けるには無理がありすぎます。

「量」は「型」を作りますが、
そもそもの「量」の絶対量が少なすぎるから
「型」などつくれっこない。

ひいては勉強の「型」など
ほぼ普通に生きていては身につくはずが無い。

だからやり方をきちんと身に付けるためには
やり方を知っている人からきちんと教えてもらう必要があります。


た だ し!
話は無限ループになりそうですが(笑)
やる気の無い子に教えても、きちんと身につかない(苦笑)

少なくとも
子供との信頼関係を築いて
こちらの話も聴いてもらえる状況になっていないと駄目です。

その状態になれば、
「やる気に灯がともせる状態」になってますから、

そこでやり方を教えれば、やれるようになって、
やれるようになれば、出来るようになって、
出来るようになれば、点数が取れるようになって、
点数が取れるようになれば、さらにやる気が出て・・・

という良い循環が回りだす。
良い循環が回りだすと、「型」の輪郭が見えてくる。
そこで止まらずに頑張り続けると、「型」が出来ます。

でも、ここまでさせるのがとても難しい・・・。

やる気とやり方は
車の両輪と言うよりは、竹馬です。
順番に前に足を出していかないと、「型」にたどりつかない。

「型」までたどりついてくれると
いつでもどこでもいつまでも勉強してくれるようになるんですけどね。
そういう子供を育てる努力は怠りませんよ。
nice!(3)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

名前ワールドカップが ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。