SSブログ

太古のロマン。 [好きなもの。]

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090914-00000059-scn-cn

ティラノサウルスの化石。
何とこれまでに発見された
ティラノサウルスの化石よりも、
5000万年くらい早いんだそうです。

すごいなぁ。

こういうの、
一度でいいから掘ってみたいですね。

さて。
僕は文学部歴史学科卒業で、
大学院の修士課程を修了しておりますので、
歴史学修士を持っています。

専門は、
「東洋近現代史」「植民地史」
です。

普段、誰かと話していると、
「歴史学科」卒業であるというだけで、
「古代史」or「近世(戦国)」or「幕末」の
その3つのうちのどれかで考える人がほとんどで、
「東洋史」専攻だと言えば、「三国志」のみになります。

残念ながら、
専門以外は、「古代史」以外には興味はなく、
えらくがっかりされたりするのですが、
その「古代史」でも、大きな勘違いをしている人が
沢山いて、そのたびに否定するのが大変です。

多くの人が「古代史」=「考古学」だと思っており、
勝手に想像を膨らませて、

「きゃー、私も古代史好きです。 
                ロマンですよねー」

と勝手に盛り上がられるのだから
どうしていいのやら対応に戸惑うことが多いです。

「古代史」と言っても、
文献史学もあれば、考古学もあります。
文献史学はロマン・・・、とは程遠い、
気の遠くなるような文献との格闘があります。
しんどいですよ。ちょっとやっただけですけど。

考古学、も
確かにロマンはありますね。
けれども、ロマンの後の「整理作業」が、
泣きそうなくらい大変です(苦笑)
これは実際に経験してきたので良く分かります。

さて、
最初の化石の話に戻りますが。

さらにややこしいことに、
考古学と、化石の話を、ごちゃ混ぜにしている人。
もう、こういう人と話すのが一番ややこしいw

一度、
古代史の先生とお茶をしていた時に
この話になって、

「この間、電話で(化石堀りと考古の)違いを
 説明したんだけど、骨が折れるねぇ」

なんとまぁ、
考古の世界では超有名人である教授に、
なんて事を・・・w 

ま、本人は意に介せず、
ケタケタ笑っておられたのでよかったですが。

閑話休題

化石を扱うジャンルは
「古生物学」であって、「考古学」とは
また違うカテゴリーです。

「掘る」という行為で
何だか一緒くたにする人がいるのですが、
全く違うので困ります^^;

まぁ、これからも同じようなことが
起こるんでしょうけどw
nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

人事。オマケ好き。 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。